手びねりのことわざ陶人形第2集です。
◆一日一作のペースで「ことわざ人形」を制作しました。1ページに40作掲載します。高さ約9cm
ねずみのことわざは「ねずみのことわざ・昔話」のページをご覧下さい。「ことわざ人形の作り方」のぺーじもご覧下さい。
2007年9月24日開始 参照 「ことわざ活用辞典」 成美堂出版
◆今日のことわざ(21日目、2007年10月14日) 「怜悧なる頭には閉じたる口あり」 れいり 賢い頭をもっている人は無駄な言葉を慎んで、口を開こうとしないものだ。 (用法)饒舌な彼にーーーと皮肉を言う人もいる。 |
◆今日のことわざ(22日目、2007年10月15日) 「壁に耳あり障子に目あり」 話し声は壁を通して聞こえるし、障子の穴からは部屋の様子をのぞく事が出来る。 どこでだれが見たり聞いたりしているかわからないから、秘密は漏れやすいものだというたとえ。 (用法)発表するまでは秘密を守るように。---だから気を許してはいけない |
◆今日のことわざ(23日目、2007年10月16日) 「衆を得れば天を動かす」しゅうをうればてんをうごかす 大衆の心を掌握できれば、天を動かすこともできる。大衆の指示が得られなければ、何も出来ないということ。 (用法)皆さんの支持を受けて、今、私はーーー力を全身にみなぎらせている。 |
◆今日のことわざ(24日目、2007年10月17日) 「前門に虎をふせぎ後門に狼を進む」 前門に迫ってくる虎を必死でふせいでいると、後門から狼が襲い掛かってくる。一つの災難をふせいでも、別の災難が降りかかってくるというたとえ。 (用法)これではーーーようなもので、息をつくひまがない。 |
◆今日のことわざ(25日目、2007年10月18日) 「焼け野の雉」 雉(きじ):日本の国鳥 巣があった野原が焼けてしまって、身を隠す所がない様子。危険がせまり、進退きわまること。 (用法)これではーーー同然だ |
◆今日のことわざ(26日目、2007年10月19日) 「転ばぬ先の杖」 足が弱って転ぶ心配があるときは、まず用心して杖を使うことから、間違いが起きないよう前もって物事の対策をねっておくことのたとえ。 (用法)ーーーを用意してあるから、彼は強気だ。 |
◆今日のことわざ(27日目、2007年10月20日) 「一時の徒居は三年の惑い」 (いっときのただいはさんねんのまどい) わずか一時のことと気楽に構えて何もしないでいると、あとで三年もそのことを嘆き悔やむ事になる。 たとえわずかな期間であっても、無為に過ごしてはならないと言う事。 (用法)あの時もっと真剣に考えていたら、---のこの苦しみを味わうことはなかった。 |
◆今日のことわざ(28日目、2007年10月21日) 「言いたい事は明日言え」 (いいたいことはあすいえ) 感情的になって言い合いをすると、けんかになってまとまることはない。その場は黙って引き下がり、一晩よく考えれば、相手を傷つけるような不用意な言葉は使わないですむ。 (用法)腹に思っていても、それを口に出すな。---と昔の人はいいことを言っている。 |
◆今日のことわざ(29日目、2007年10月22日) 「忠言耳に逆らう」 (ちゅうげんみみにさからう) まことの心のがこもった忠告の言葉は、とにかくいやみに聞こえ、受け入れにくいものである。真剣に思ってくれてることは分かっていても、素直にその忠言は聞けないものだということ。 (用法)あのとき君の言うとおりにしていたらと思うが、---だった。 |
◆今日のことわざ(30日目、2007年10月23日) 「好事は門を出でず、悪事は千里に行く」 (こうじはもんをいでず、あくじはせんりにいく) 良い事をしたという評判は、なかなか世間に広がらないものだが、悪い事をしたうわさは、またたく間に世間に知れ渡るということ。 (用法)良いことをしたPRはーーーというたとえもあるから、もっと派手にやらないと効果がない。 |
◆今日のことわざ(31日目、2007年10月24日) 「大山鳴動して鼠一匹」 (たいざんめいどうしてねずみいっぴき) 不気味な地鳴りがして、大きな山が激しく揺れ動いたので、どんな恐ろしい生き物が現れるのかと思っていたら、出てきたのはねずみが一匹でした。 前ぶれで大騒ぎをして、実際やってみると大して面白くなくつまんないというたとえ。 (用法)彼の言うことは、いつもーーーだから当てにしてはいけない。。 |
◆今日のことわざ(32日目、2007年10月25日) 「男やもめに蛆(うじ)がわき、女やもめに花が咲く」 妻に先立たれた男は、身の回りのことに手がつかず不精を決め込むが、夫に先立たれた女は世話をやくてまをはぶけて、いつも身ぎれいにしているから、世間の男の目を引くという事。 (男「とほほ」) (用法)彼女の笑顔を見ると、まさにーーーのたとえそのものだ。 |
◆今日のことわざ(33日目、2007年10月26日) 「言葉多ければ品少なし」 無駄なおしゃべりが過ぎる人は、品位にかける。口数が多い人は、とかく軽く見られがちで、品位や威厳を保つ事が難しいという事。 (用法)黙っていれば格好だかはつくのに、あれではーーーの典型だ。 |
◆今日のことわざ(34日目、2007年10月27日) 「大吉は凶に還(かえ)る」 大吉となると、この上の良い事はない。かえってめぐり合わせから言えば凶がちかくなる。幸せなのも、ほどほどが良いといたとえ。 (用法)いいことばかりは続かない。---というからね。 |
◆今日のことわざ(35日目、2007年10月28日) 「気の毒は身の毒」 人がかわいそうに思うほど心を痛めることは、体にも良くないということ。 (用法)ーーーだから、気分晴らしに、彼女を山に連れて行こう。 |
◆今日のことわざ(36日目、2007年10月29日) 「美人薄命」 美しい人は、その美しさゆえに不幸な運命にもてあそばれて、不幸である。また病的な美人ほどその美しさが際立つ所から、早死にする意で用いられる事が多い。 (用法)残念だが彼女もーーーで終わった。 |
◆今日のことわざ(37日目、2007年10月30日) 「大風が吹けば桶屋が喜ぶ」 大風になると砂ぼこりで目を悪くする人がでる。目を悪くした人は芸を身につけるため三味線を習う。三味線には猫の皮が張られるから猫が殺され、ねずみが増える。そのねずみは桶をかじるから、桶屋は注文が増えて喜ぶ。回りまわって思いがけない所に影響が出ること。 (手に持っているのは、かじられた桶です) (用法)彼が美人の彼女を射止められたのは、たぶんにーーーめぐり合わせによるものだ。 |
◆今日のことわざ(38日目、2007年10月31日) 「盗人に追い銭」ぬすっとにおいせん 物を盗んだ泥棒が引き上げる時、わざわざ別の金のありかを自分から教えて盗られる。損をした上にさらに損を重ねる事。 (用法)ーーーするほど甘くはない。 |
◆今日のことわざ(39日目、2007年11月1日) 「両手に花」 両手に花を持つ。同時に二つの良い事があること。または二つの良い物を手に入れること。 (用法)彼は美人にはさまれてーーーとご満悦だ |
◆今日のことわざ(40日目、2007年11月2日) 「虎口をのがれて竜穴に入る」 ここうをのがれてりゅうけつにいる 危うく虎の牙にかかるのを逃れて、逃げ込んだ所が竜の住む穴だった。危険な事が次々に起こることのたとえ。 (用法)ひそかに願った人事とは異なり、これではーーー感じだ。 |
◆今日のことわざ(41日目、2007年11月3日) 「知恵と力は重荷にならぬ」 知恵と力は、場所を必要としないから、どんなにたくさん持っていても、負担になる事は無い。知恵も力もあるほどよいというたとえ。 (用法)どんなにあってもーーーから、努力して身に付けることだ。 |
◆今日のことわざ(42日目、2007年11月4日) 「闇に鉄砲」やみにてっぽう 暗闇では目標が見えないから、鉄砲もあてずっぽうに撃つ。転じて、やっても無意味な事、あてずっぽうであることのたとえ。 (用法)最近の彼のやることはーーーで、少しおかしい。 |
◆今日のことわざ(43日目、2007年11月5日) 「江戸の敵を長崎で討つ」えどのかたきをながさきでうつ 江戸での恨みを長崎で晴らす意から、腹立ちまぎれに関係の無い人を相手に意趣晴らしをする事を言う。また長崎まで追って討つ執念深いあだ討ちや、長崎でであって討つ思いがけない場所でのあだ討ちを言うこともある。 (用法)彼の性格ならーーーようなことは平気でする。 |
◆今日のことわざ(44日目、2007年11月6日) 「錐、嚢中に処るが如し」きりのうちゅうにおるがごとし きりが袋の中にあれば、必ずその鋭い先が突き出てくる。才能のある人は、凡人の中から必ず頭角を現してくるというたとえ。 (用法)彼の才覚はーーーで、とにかく際立っている。 |
◆今日のことわざ(45日目、2007年11月7日) 「栴檀は双葉より芳し」せんだんはふたばよりかんばし 栴檀は芽生えた双葉の頃から、すでにいい香りを放っている。大成する人は、子供の時から、そのすぐれた片鱗を見せているという事。 (用法)彼もやはりーーーで、天才少年といわれていたらしい。 |
◆今日のことわざ(46日目、2007年11月8日) 「運を待つは死を待つにひとし」 自分にもいつか運が向いてくる事をあてにして努力を怠るようでは、ただ死を待つのと同じで愚かしい事だの意。 (用法)人が幸運に恵まれたからといって自分もその気になっていると、---でみじめな思いをすることになる。 |
◆今日のことわざ(47日目、2007年11月9日) 「鈍すれば貧する」 頭の働きが鈍感になると、何もする気がしなくなるから貧乏になる。頭の働きと仕事の働きを語呂合わせしたもの。 (用法)病後の彼はーーーの最悪の状態だ。 |
◆今日のことわざ(48日目、2007年11月10日) 「人肥えたるがゆえに貴からず」 人は恰幅(かっぷく)が良くて堂々としているから偉いのではない。外見はどうであれ、知性の豊な人が尊いということ。 (用法)最近はゴルフに熱中して知性を磨こうとしない、---なのに。 |
◆今日のことわざ(49日目、2007年11月11日) 「一蒋功成って万骨枯る」いっしょうこうなってばんこつかる 一人の将軍が勇将の名をほしいままにする功名のかげには、戦場に屍をさらす多くの兵士の尊い犠牲がある。指導者の功績ばかりがたたえられるが、その陰で働いている人の苦労は忘れられている。 (用法)ーーーというが、あの部長のもとでは、まさにそのとおりだ。 |
◆今日のことわざ(50日目、2007年11月12日) 「心ここにあらざれば観れども見えず」 心をほかの事に奪われている時は、今、実際目の前で見ていることでも見えていないということ。気持ちをしっかりさせなければ、身を修めることが出来ないというたとえ。 (用法)彼女は心配事で頭がいっぱいだからーーーの状態だ。 |
◆今日のことわざ(51日目、2007年11月13日) 「頼めば鬼も人を食わず」 鬼にむかって「どうか自分を食べてくれ」と頼むと、そんな人間は食いたくないと、鬼はへそをまげてそっぽを向く。下手(したて)に出られると欲しいものでもいらないという、あまのじゃくな態度のこと。 (用法)世の中にはーーーのととえもあるようにつむじ曲がりが多い。 |
◆今日のことわざ(52日目、2007年11月14日) 「鰹節を猫にあずける」 猫の大好物である鰹節(かつおぶし)を、猫にあずけたら食べられる事は当然だ。わざわいの原因となるものに、さらに有利な状況を与える事のたとえ。 (用法)これは単に不注意ですまされない事故で、---ほうが、まだ安全だった。 |
◆今日のことわざ(53日目、2007年11月15日) 「月とスッポン」 月もスッポンも、丸い形をしている所は似たようなものだが、実際の姿となると月は空にかかって美しく照り輝き、スッポンは泥水の中にもぐる。比べ物にならないほど差があることをいう。 (用法)ーーーとけなされてもあきらめない。 |
◆今日のことわざ(54日目、2007年11月16日) 「惚れた病に薬なし」 恋わずらいに効く特効薬は無い。本気で好きになってしまったら、分別も損得も無いから、手のうちようが無い事。 (用法)彼女の憔悴しきった顔には、ーーーとかいてある。 |
◆今日のことわざ(55日目、2007年11月17日) 「居は気を移す」 人はその置かれた立場や住居、環境などの影響を受けて、それにふさわしいい人間となる。だから住居を定める時は、自分の望みに照らし合わせて、慎重になれと言うたとえ。 (用法)しばらくはローンで苦しむがーーーというから、環境を考えて、この家を建てた。 |
◆今日のことわざ(56日目、2007年11月18日) 「鯛も一人はうまからず」 おいしい鯛を一人で食べてもうまくはない。どんなにご馳走があっても、一人の食卓はわびしいということ。 (手に持っているのは鯛の頭です。分かりづらい、とほほ。) (用法)単身赴任だからーーーですよ。 |
◆今日のことわざ(57日目、2007年11月19日) 「百聞は一見に如かず」(ひゃくぶんはいっけんにしかず) 人の口から百回聞くよりも、実際に自分の目で一回見ることのほうが確かである。 (用法)ーーーと彼は現場に走った。 |
◆今日のことわざ(58日目、2007年11月20日) 「一寸の虫にも五分の魂」 わずか一寸ほどの虫にも五分の魂があると言う意から、どんな弱い者でも、心に秘めた覚悟があるということ。不利な立場にある者が、自分の意地を示す時などにもちいる。 (手に一寸の虫が乗っています。) (用法)甘く見たらきっと後悔するよ。---があることを思い知らせてやるから。 |
◆今日のことわざ(59日目、2007年11月21日) 「竹の先の鈴」 竹の先につけてある鈴は、ほんのわずかな風でも良くなる。何かあるとすぐ口をはさんでおしゃべりをするする人にたとえる。 (用法)彼女はーーーだから、来たら知らぬふりをしよう。 |
◆今日のことわざ(60日目、2007年11月22日) 「敗軍の将は以って勇を言うべからず」 戦争に敗れた将軍は、軍事についていっさい言う資格が無い。失敗したものは、そのことに関してとやかく言える立場で無いということ。 (用法)彼はーーーと沈黙を守った。 |
次は ことわざ人形第3集 です。