手びねりのことわざ陶人形第3集です。

◆一日一作のペースで「ことわざ人形」を制作しました。1ページに40作掲載します。高さ約9cm
ねずみのことわざは「ねずみのことわざ・昔話」のページをご覧下さい。「ことわざ人形の作り方」のぺーじもご覧下さい。
2007年9月24日開始  参照 「ことわざ活用辞典」 成美堂出版

今日のことわざ人形
今日のことわざ(61日目、2007年11月23日)
「踊り三人、見手八人」
踊る人は三人でも、見物する人はそれより多い八人もいると言う事から、何かをしている人よりも、それを傍観している人のほうが多いといたとえ。
(用法)緊急を要するときに、君たちがーーーの見ての仲間に入っていたことは、はなはだ残念でならない。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(62日目、2007年11月24日)
「善人はよく尽言を受く」
尽言(じんげん);思っていることをすべて言い尽くすこと。
善人は耳が痛いいさめの言葉を、心から素直に受け入れる。人の忠告は、煙たがったりきらったりせずに、素直に聞けということ。
(用法)彼はワンマンだがーーーようでなければいけないと人には強調している。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(63日目、2007年11月25日)
「宝剣は烈士に贈り、紅粉は佳人に贈る」
大切にしている名剣は節義を守る勇者に贈り、美しく装う紅と白粉は美人に贈る。贈り物はその人にふさわしいものを贈ると言う事。
(用法)ーーーというから、本好きの君には図書券を贈る。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(64日目、2007年11月26日)
「浅い川も深く渡れ」
たとえ浅い川であっても、深い川だと思って、用心して渡れ。急な流れに足をとられたり、足をすべらせたりすることもある。
(用法)物事は甘く考えてはいけない。ーーーというように、細心の注意がひつようである。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(65日目、2007年11月27日)
「精神一統、何事か成らざらん」
精神力を集中して真剣にやれば、どんな事でもできない事は無い。
(用法)これから先はーーーで頑張るしかない。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(66日目、2007年11月28日)
「ゆるぐ杭は抜かれる」
ぐらぐらゆらぐ杭は、簡単に抜かれてしまう。ぐらぐら気持ちが揺れていて決心がつかないうちは、目的を果たす事ができないというたとえ。
(用法)ーーーのたとえもあるから、彼はメンバーにすべきでない。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(67日目、2007年11月29日)
「有為転変世の習い」ういてんぺんよのならい
この世にある全てが移り変わり、変化してやまない事。
「有為」は仏教語で、因縁によって生じた変化してとどまる事。
(用法)固定観念にとらわれた考えでは、このーーーといわれる現実に対処できなくなる。
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今日のことわざ(68日目、2007年11月30日)
「同悪相助く」どうあくあいたすく
悪心を持つ者は、悪心を持つ者同士が結託して悪事を成功させるために助け合う。
(用法)ーーーといって、悪い仲間はすぐできるものだ。
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今日のことわざ(69日目、2007年12月1日)
「ひもじい時はまずいもの無し」
空腹がひどい時は、どんな物でも口にしないわけにはいかないから、まずいなどと思う事も無い。切羽詰れば好きも嫌いもいっておれない。選択の余地が無い。
(用法)彼はよくーーーと苦しかった過去を話す。
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今日のことわざ(70日目、2007年12月2日)
「医者の不養生」
病人の病気を治し、養生の大切さを教えている医者が、自分では不養生をしている。立派な事を人に教えていながら、自分ではそれを実行しない。または他人の事に忙殺されていて、自分のことまで気を配れない事。
(用法)面倒見の良いのは分かるがあれじゃーーーだよ、自分のことも考えないとね。
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今日のことわざ(71日目、2007年12月3日)
「どんぐりの背くらべ」
どんぐりはどれを見ても同じくらいの大きさで、背比べをしてもその差がはっきりしない。平凡で、抜きん出たものが無い比較にたとえられる。
(用法)どれもこれもーーーで情けない。
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今日のことわざ(72日目、2007年12月4日)
「やきもちを焼くとて手を焼くな」
ほどほどの焼きもちは愛情表現としてほほえましいが、陰湿で度を越した焼きもちを焼いて、あとで面倒な事にならないよう気をつけなさいという戒め。
(用法)かーっとなったらーーーと冷静でいられるわけがない。
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今日のことわざ(73日目、2007年12月5日)
「怒れるこぶし、笑う顔に当たらず」
腹を立ててこぶしを振り上げても、笑顔を見せる相手を殴る事はできない。
(用法)怒ったら負けだ。---で、笑顔を絶やさない人にはかなわない。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(74日目、2007年12月6日)
「取らんとする者はまず与う」
いずれ自分のものにしようとたくらんでいる者は、ひとまず相手に物を与えて安心させるのが常套手段である。
(用法)ーーーという下心が見抜けないと、元も子もなくしてしまう。
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今日のことわざ(75日目、2007年12月7日)
「人には添うてみよ、馬には乗ってみよ」
その人がどんな人であるかは添うてみなければ本当の所は分からない。馬も実際に乗ってみなければ外見だけではその良さがわからない。物事は実際に試してみなければ分からないというたとえ。
(用法)人の言うことを気にするよりーーーでやってみるとよい。
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今日のことわざ(76日目、2007年12月8日)
「衣食足りて礼節を知る」
着るものや食べるものに不自由しない生活が出来るようになってはじめて、礼儀をわきまえ、人に恥じない行いをするようになる。その日暮らしの貧しい人は、礼儀よりも明日の衣食をうるためにあくせくしている。
(用法)ーーーというが、若い世代には例外的な人が目立つようだ。
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今日のことわざ(77日目、2007年12月9日)
「不倶戴天」ふぐたいてん
恨みが深く、同じ空のもとでは生かしておけない。強い憎しみの為に、相手をほうむるか自分がほうむられるか、どちらにしても共存はありえない間柄をいう。
(用法)彼らは互いにーーーの敵を意識した発言をしている。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(78日目、2007年12月10日)
「笑う門には福来る」
笑い声が絶えない家庭には、幸せがむこうからやってくる。幸せが幸せを呼ぶということ。
(用法)笑い上手の彼女と結婚して、彼はーーーと喜んでいる。
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今日のことわざ(79日目、2007年12月11日)
「溺れる者はわらをもつかむ」
溺れかかっている人は、細いわらであってもつかんで助かろうとすることから、どん底に追いつめられると助かりたい一心で、どんな頼りないものにでもすがりつこうとするたとえ。
(用法)かわいそうに彼女はーーー心境で彼にすべてを託したのだろう。
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今日のことわざ(80日目、2007年12月12日)
「知らぬが仏」
そのことを知ったら怒り、嘆く事でも、知らなければ腹を立てたり悲しんだりしないで、仏のように平静な気持ちでいられるということ。
(用法)彼女にはーーーだ、今のままそっとしておこう。
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今日のことわざ(81日目、2007年12月13日)
「目を覆うてすずめを捕らう」
すずめを捕まえるに、自分の姿を見たらすずめが逃げると思い、見えないように自分の目に目隠しをして近づく。策を弄(ろう)してかえって不利な立場を作ること。
(用法)ーーーのような馬鹿な真似はするな。
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今日のことわざ(82日目、2007年12月14日)
「口はわざわいの門」
自分ではそんなつもりではないのに、言ったことが曲解されて、恨みを買ったり、身を滅ぼしたりするから、口はわざわいを招く門のようなものであると言う意。不用意な言葉は使うなという戒め。
(用法)一言多かったばかりに上司を怒らせてしまった。確かにーーーだと思う。
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今日のことわざ(83日目、2007年12月15日)
「総領の甚六」そうりょうのじんろく
総領:家の相続人、長男や長女。
甚六:お人よし、愚か者。
長男や長女は、とかく大事に育てられるから、万事におっとり構えた所があり、愚かなほどお人よしである。
(用法)彼は甘やかされて育った、---だ。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(84日目、2007年12月16日)
「時は金なり」
時間は金銭と同じに貴重なものである。過ぎ去った時間は取り戻す事が出来ないから、むだに使うなということ。
(用法)ーーーと自分に言い聞かせて頑張った。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(85日目、2007年12月17日)
「岡目八目」おかめはちもく
岡目とはわきでみていること。実際の対局者よりも、その碁をわきで見ている人は、八目も先の手筋を読む事ができるの意。当事者よりも部外者のほうが、物事の利害損失を冷静に見ることが出来るから的確な判断がくだせるというたとえ。
(用法)君もーーーの立場で、アドバイスしてくれるとありがたい。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(86日目、2007年12月18日)
「灯台下暗し」とうだいもとくらし
灯台の直下が照らされている周囲よりも光源に近いのに暗いように、身近な事は、かえって分からないものだというたとえ。
(用法)部下をライバル社にスカウトされてーーーだったことを後悔している。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(87日目、2007年12月19日)
「待つうちが花」
物事は、期待を込めて待っているときが一番楽しい。それが現実のものとなると、とたんに色あせた感じになる。
(用法)彼女の便りを見て、つくづくーーーだと思った。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(88日目、2007年12月20日)
「窮鼠猫を噛む」きゅうそねこをかむ
ねずみも追いつめられて逃げ場を失うと、逆に猫に向かって噛み付いていく。弱い者でも切羽詰ると、死に物狂いで強い者に逆襲し、苦杯をなめさせることが出来るというたとえ。
(用法)相手の息の根を止めるような圧力をかければ、---逆襲を覚悟しなければならない。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(89日目、2007年12月21日)
「捕らぬ狸の皮算用」とらぬたぬきのかわざんよう
まだ捕まえてもいないうちから、狸の毛皮がいくらに売れるかソロバンをはじくこと。あてにならないものをあてにしているのんきな計画を言う。
(用法)いつもーーーなんだから、あきれて物が言えない。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(90日目、2007年12月22日)
「降らぬ先の傘」
雨が降っていないのに、傘の用意をする。事件がおきていないうちから、それに備えていろいろ手を尽くす事。
(用法)彼はーーーを信条にして、上司に認められた。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(91日目、2007年12月23日)
「渇しても盗泉の水を飲まず」
どんなに喉が渇いていても、盗泉と知ったからには、そこの水は飲まない。どんなに苦しい思いをしていても、不義不正をしないで、身を慎むことのたとえ。盗泉:中国山東省泗水(しすい)県の東北にある泉。孔子がその名が悪いとして飲まなかったという故事で知られる。
(用法)誤解されてからーーーのたとえを思い出すようでは遅い。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(92日目、2007年12月24日)
「地獄の沙汰も金次第」じごく さた かねしだい
厳しい地獄で受ける裁判でも、金さえ出せば特別のはからいをしてもらえる。この世であればなおさらの事、金で全てが思い通りになるというたとえ。
(用法)ーーーとはいえ、不正な取引に荷担する気はない。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(93日目、2007年12月25日)
「来年のことを言えば鬼が笑う」
神通力を持たない人間がわかりもしない来年のことを言うので、鬼があきれて笑う。将来のことは予測が立たないというたとえ。
(用法)ーーーかもしれないが、夢だけは大きく持とう。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(94日目、2007年12月26日)
「勝って兜の緒を締めよ」かってかぶとのおをしめよ
戦に勝っても、兜の緒をしっかり締めて油断するなの意。勢いに乗っているときこそ、用心深くなれということ。
(用法)ーーーと、決勝進出で監督の目が光る。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(95日目、2007年12月27日)
「辛抱する木に金がなる」
どんな仕事でも辛抱強く働いていれば、自然に金がたまってくる。辛抱する事が大切だと言うたとえ。
(用法)つらくてもーーーんだから、頑張りなさい。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(96日目、2007年12月28日)
「笛吹けど人踊らず」
笛を吹いてはやしたてても、踊る人がいない。人に何かさせようと巧妙な策略で誘っても、それに応じる人がいないこと。
(用法)人の好意を無にしてーーーとは何事だ。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(97日目、2007年12月29日)
「義を見てせざるは勇無きなり」
人として当然、しなければならない正しい事であるのに、それをしないというのは、勇気が無いからである。
(用法)ーーーと分かっていながら、周りの人と傍観していたことを恥じる。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(98日目、2007年12月30日)
「千金の裘は一狐の皮にあらず」せんきん きゅう いっこ
高価なきつねのかわごろもは、良質なわき毛を使っているから、一匹のきつねでは出来ない。国を良く治めるためには、多くの人材を集め、その優れた知能を結集することである。
裘:毛皮で作った衣
(用法)わが社が誇るすぐれたスタッフはまさにーーーだ。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(99日目、2007年12月31日)
「胸に一物」いちもつ
胸の中に、ひそかなたくらみを持っていること。わだかまりの腹いせを、心にひめていること。
(用法)彼はいつもーーー持っているから油断ならない。
今日のことわざ人形
あけましておめでとうございます。100作目が偶然にもお正月と重なりました。めでたい、めでたい。
今日のことわざ(100日目、2008年1月1日)
「朝に紅顔あって夕べに白骨となる」 あした こうがん
朝には若々しい容貌で人目を引いていたと言うのに、夕べにはもう醜く変わり果てた白骨となっている。人の世の無常・はかなさを言う言葉。
(用法)若さはーーーと言われるように、あっという間に失われる。

次は ことわざ人形第4集 です。