手びねりのことわざ陶人形第4集です。

◆一日一作のペースで「ことわざ人形」を制作しました。1ページに40作掲載します。高さ約9cm
ねずみのことわざは「ねずみのことわざ・昔話」のページをご覧下さい。「ことわざ人形の作り方」のぺーじもご覧下さい。
2007年9月24日開始  参照 「ことわざ活用辞典」 成美堂出版

今日のことわざ人形
今日のことわざ(101日目、2008年1月2日)
「錦を着て故郷に帰る」 にしき
人にうらやましがれる成功者となって、故郷に戻る。
(用法)息子がーーー日を、彼の母は待ち望んでいた。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(102日目、2008年1月3日)
「痩せても枯れても武士は武士」 やせて かれて
どんなに落ちぶれても、武士は武士としての誇りや意地があるということ。空威張りを皮肉る言葉としても使われる。
(用法)クビにされたと言うのにーーーという気位が悲しいね。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(103日目、2008年1月4日)
「武士は食わねど高楊枝」 たかようじ
武士は貧しくて食べるものにこと欠いても、腹いっぱい食べて風をして楊枝をくわえる。武士の誇り高い気風のたとえだが、しばしばやせ我慢を揶揄した言葉として用いられる。
(用法)無理をしてーーーを気取っても仕様がない。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(104日目、2008年1月5日)
「礼に始まり乱に終わる」
最初は礼儀正しくあいさつではじまるが、やがて乱痴気騒ぎでおわる、酒席のありさまを言う。
(用法)ーーー忘年会を、今年は乱に始まり乱に終わる無礼講にしよう。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(105日目、2008年1月6日)
「事実は小説よりも奇なり」
世の中には、常識では理解できない不思議な事が起こる。それは創作した小説のなかの虚構の出来事よりも、はるかに不可思議で不可解だ。
(用法)あの出来事以来、ーーーと思うようになった。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(106日目、2008年1月7日)
「成らぬ堪忍するが堪忍」
耐えられる堪忍(かんにん)なら、だれでもできる。どうにも我慢のならない堪忍をするのが本当の堪忍と言うものである。
堪忍:1、怒りを抑えて、人の過ちを許すこと。勘弁。
2、肉体的な痛みや苦しい境遇などをじっとこらえること。我慢すること。忍耐。
(用法)ここはお互いにーーーで怒りを静めてもらいたい。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(107日目、2008年1月8日)
「褒める人は買わぬ」
ものを見て褒(ほ)めてばかりいる人は、ひやかし半分で買う気が無い人だの意。転じて、いつも褒めてばかりの人は、何を言っても信じてもらえない。
(用法)いくら調子の良い事を言われてもーーーのが私の主義だ。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(108日目、2008年1月9日)
「帯に短したすきに長し」
帯にするには短すぎ、たすきにするには長すぎるという、中地半端なものを言うことで、あるにはあっても、何の役にもたたないもののたとえ。
(用法)急いで購入したがーーーで、結局、高い買い物になった。
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今日のことわざ(109日目、2008年1月10日)
「毒を食らわば皿までも」
どうせ毒を食ったからには、皿に付いたものまできれいにたいらげてやれ。転じて悪の道に入った以上、とことん悪くなってやれという開き直った心境。
(用法)どうせーーーだ、一泡ふかせてやる。
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今日のことわざ(110日目、2008年1月11日)
「驥をしてねずみを捕らしむ」 驥(き);名馬
1日に千里を走る名馬にねずみを捕らせるということで、有能な人につまらない仕事をさせる、人の使い道を誤る事のたとえ。
(用法)彼女を職場の花で終わらせるのはーーーようなものだ。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(111日目、2008年1月12日)
「千鈞の弩はけい鼠の為に機を発たず」 
(せんきんのどはけいそのためにきをはなたず)
千鈞(せんきん):価値の高い事  弩(ど):石弓  
けい鼠(けいそ):はつかねずみ
はつかねずみを捕るのに、強い石弓を使って射るようなことはしない。大志あるものは、みだりに軽はずみな事はしないとうたとえ。
(用法)大きな契約がとれると吹聴していた彼がーーーと突然左遷された。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(112日目、2008年1月13日)
「袋の鼠」 (ふくろのねずみ)
袋の中に追い込まれた鼠。どうする事も出来ない苦境に追い詰められた状況をいう。
(用法)ーーーとなったからには、悪あがきはしない。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(113日目、2008年1月14日)
「猛虎鼠となる」 (もうこねずみとなる)
猛獣として恐れられる虎も、その威を失ってしまえば、鼠と同じで怖くは無い。権力者も、その権威を失えば無力になるというたとえ。
(用法)猛烈社員だった彼はーーー悲哀を、退職したその日から味わった。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(114日目、2008年1月15日)
「求めよさらば与えられん」
心から神に祈れば、神はその救いとなる恵みを与えてくれる。ひたすら求めれば、その願望は通じると言う事。
(用法)男女の別なく、意欲さえあればーーーだ。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(115日目、2008年1月16日)
「頭の上のハエも追えぬ」
自分の手がとどく頭の上のいるハエも、追い払う事が出来ない。転じて、自分ができる事でも、しようとしない情けない人をさしていう。
(用法)こんな簡単なことが出来ないようでは、---人間だね。
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今日のことわざ(116日目、2008年1月17日)
「清風郎月一銭の買うを用いず」
せいふうろうげつ
涼やかな風にあたり、澄みわたった月を鑑賞するのに、一銭のお金も要らない。
(用法)最近はどこに行くにもーーーと言う場所がなくなった。
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今日のことわざ(117日目、2008年1月18日)
「人の口には戸は立てられぬ」
世間の人がうわさする事を、止めることは出来ない。一度うわさになったら、それを止める手立てがないということ。
(用法)ーーーと言う事ぐらい、彼女も知っているはずだ。
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今日のことわざ(118日目、2008年1月19日)
「石に立つ矢」
固い石に矢を放ってもはじき返されるだけだが、その石を虎と思って射たところ矢が通ったという故事から、一心になればできないことはないというたとえ。
(用法)初めから諦めてはいけない。ーーーもあることを忘れるな。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(119日目、2008年1月20日)
「鳩が豆鉄砲を食ったよう」
豆は葉との好物。その豆が鉄砲玉のように飛んでくることから、あっけにとられ、きょとんと目をみはること。
略して「鳩に豆鉄砲」ともいう。
(用法)何をぽかんとーーーな顔をしているんだ。
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今日のことわざ(120日目、2008年1月21日)
「盆をいただきて天を望む」
盆を頭の上にのせていたのでは、天を仰ぎ見る事は出来ない。天を見たければ盆を頭からおろすしかない。うまい具合に二つの事を同時にする事はできないというたとえ。
(用法)ーーーような器用なまねはできない相談だ。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(121日目、2008年1月22日)
「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」
子供を背負い、おぼつかない足取りで川の瀬を渡っていると、その子供に的確に浅瀬の位置を指示されるということ。自分より劣る人に教えられることもあるというたとえ。
(用法)一人で責任を感じるより、---というから、みんなの意見を聞いてみるがいい。
(同)負うた子に教えられる。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(122日目、2008年1月23日)
「癇癪もちの事破り」かんしゃく
怒りっぽい性格の人は、腹立ちまぎれにめちゃくちゃな事をする。だから共同で何かをすると、成功するはずのものまでがぶち壊しになるということ。
(用法)彼を仲間に入れることは危険だ。ーーーが目に見えている。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(123日目、2008年1月24日)
「虎に追われた者は虎の絵におじる」
一度虎に襲われて命拾いした人は、虎の絵を見ただけで身震いして恐ろしがる。一度恐ろしい目に会うと、なんでもないことにまでおびえるようになるというたとえ。
(用法)ーーーと言うが、犬の姿を見ると立ち止まって動かない。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(124日目、2008年1月25日)
「山椒は小粒でもぴりりと辛い」さんしょう こつぶ からい
山椒の実は小粒だが食べると舌がぴりぴりするほど辛い。転じて、からだは小さくても、気性の激しさや技芸が人並み以上にすぐれていること。
(用法)私を敵に回す気ならーーーところを見せてやろう。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(125日目、2008年1月26日)
「月の眺めは半輪、花の楽しみは半ば」
月は半月の頃がちょうど眺め時で、花は五部咲きの頃が趣がある。物事はまだまだ成長する兆しのあるときがよいということ。
(用法)ーーーというが人間は半端ではだめだ。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(126日目、2008年1月27日)
「目は口ほどに物を言う」
思いつめている目は、口で言うのと同じように、相手にその気持ちを伝えることができる。
(用法)彼女は黙っていたがーーーのを感じた。
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今日のことわざ(127日目、2008年1月28日)
「怪我の功名」けが こうみょう
失敗したはずなのに、それが好結果になること。または、当人はそんなつもりはないのに、偶然にもよい結果が生まれることをいう。
(用法)ーーーだから、ほめられると恥ずかしくなる。
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今日のことわざ(128日目、2008年1月29日)
「名を変え品を変え」
名称を変えたり、品物を変えたりして、画策する。目的達成のために、いろいろな手段を尽くすこおをいう。
(用法)ーーーやってみたが、決定的な妙手というものはなかった。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(129日目、2008年1月30日)
「横槍を入れる」よこやり
対戦している横から別働隊が槍を持って突入していくこと。転じて、対話をしているとき、横から第三者が口出しすること。または人の仕事に難癖をつけること。
(用法)彼のことだからまたーーーにきまっている。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(130日目、2008年1月31日)
「終わりよければすべて良し」
物事は、はじめや途中が良くても終わりが失敗ならすべてを失うことになるが、最後が良い結果になれば何もかもすべてが良いということになるということ。
(用法)何も焦ることはない。ーーーなんだからチャンスを待とう。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(131日目、2008年2月1日)
「四面楚歌」しめんそか
楚の項羽(こうう)が漢軍に囲まれたとき、夜になって漢軍が楚の歌を歌うのを聞いて、すでに楚の人民は漢軍に降伏してしまったかと驚き嘆く故事から、敵中で孤立無援の状況をいう。
(用法)ーーーの中で、よくここまで頑張れたと思う。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(132日目、2008年2月2日)
「自らを恃みて人を恃むことなかれ」
恃む(たのむ):依頼する。
自分の能力を信じ、人の力を当てにしてはいけない。依頼心を持つなということ。
(用法)君が強くなるために、一言ーーーとだけいおう。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(133日目、2008年2月3日)
「悪事千里をいく」
悪いことをすると、その噂はすぐ広い世間に知れ渡り、隠しとおすことができない。
(用法)その時はごまかせても、---と言うように、あとで取り返しがつかないことになる。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(134日目、2008年2月4日)
「人間万事塞翁が馬」にんげん ばんじ さいおうがうま
昔、中国北方の老人が馬に逃げられた。人々の慰めの言葉に老人が「福となるのを知らないか」と言ったとおりに、逃げた馬が立派な馬を連れて戻ってくる。
今度は人々が喜ぶと老人は「わざわいとなるのを知らないか」と言う。そのとおり息子が落馬して怪我をする。
人々はまた、慰めを言うが老人は「福となるのを知らないか」と気にもとめない。
そのとおりやがて敵軍が攻めてきて戦いとなり、元気の良い若者は戦ってほとんど戦死するが、怪我をしていた息子は戦争に加わらなかったため助かり、結局わざわいが福となる。
人間の禍福は常に変わるから、最後になってみないと分からないと言うこと。略して「塞翁が馬」という。
(用法)ーーーだから、いずれ好転することもあるだろう。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(135日目、2008年2月5日)
「水清ければ魚棲まず」うおすまず
水が澄んできれいなところには、魚が棲みつかないことから、人格が高潔であると、人から尊敬されても、近寄りがたく、心から親しまれることはないというたとえ。
(用法)潔癖すぎるのもーーーで孤独になる。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(136日目、2008年2月6日)
「石橋をたたいて渡る」
石でできている堅固な橋であっても、渡る時は安全かどうかそれをたたいてみて、慎重に渡ることから、用心の上に用心を重ねること。
(用法)いくら慣れてきてもーーー慎重な心構えは必要だ。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(137日目、2008年2月7日)
「囁き千里」ささやき
人の耳元に囁く内緒話は、またたく間に千里も先に広まっている。
(用法)電話魔に知られたら、それこそーーーだ。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(138日目、2008年2月8日)
「仰ぎて天に恥じず俯して地に恥じず」俯す(ふす):うつむく
自らの行為を省みて、天地に恥じるやましいことがない。
「俯仰天地に恥じず」(ふぎょう)とも言う。
(用法)自分のやったことには責任をもて。---と言う気概がなくては信頼を得ることはできない。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(139日目、2008年2月9日)
「角じゃ世間が渡られぬ」
角がとれて、性格が円満にならなければ、世の中にはいろいろな人がいるから、上手に渡っていくことはできないと言うこと。
(用法)笑顔を見せることが誠実だと言うわけじゃないが、---ことぐらい知っておかないとね。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(140日目、2008年2月10日)
「人事を尽くして天命を待つ」
人としてやるべきことはすべてやり尽くしたから、後は天命がどのように下るか、それに任せるしかない。
(用法)精一杯の努力をした今は、---心境だ

次は ことわざ人形第5集 です。