手びねりのことわざ陶人形第5集です。
◆一日一作のペースで「ことわざ人形」を制作しました。1ページに40作掲載します。高さ約9cm
ねずみのことわざは「ねずみのことわざ・昔話」のページをご覧下さい。「ことわざ人形の作り方」のぺーじもご覧下さい。
2007年9月24日開始 参照 「ことわざ活用辞典」 成美堂出版
◆今日のことわざ(141日目、2008年2月11日) 「勢利の交わり」せいり 権勢と利益が目的の、かけひきをめぐらす交際をいう。 (用法)彼らはーーーだから、いつ反目しあうか分からない。 |
◆今日のことわざ(142日目、2008年2月12日) 「月に群雲、花に風」むらくも 美しい月は雲がおおいかくして見えなくする。満開になった花は風が吹いて散らしてしまう。良いことは邪魔が入って長く続かないというたとえ。 (用法)ライバルが現れてーーーと気の毒なほど彼は深刻だ。 |
◆今日のことわざ(143日目、2008年2月13日) 「ペンは剣より強し」 すぐれた思想や文学は、どんなに強大な武力よりも大きな力と影響力を持つ。 (用法)ーーーだから、理屈が通らぬごり押しはみっともない。 |
◆今日のことわざ(144日目、2008年2月14日) 「えびで鯛を釣る」 小さなえびをえさにしてみごとな鯛を釣り上げることから、わずかなもので、大きな成果を得ることのたとえ。 (用法)親父へのわずかな誕生日のプレゼントで、---効果を期待する。 |
◆今日のことわざ(145日目、2008年2月15日) 「鼓を鳴らして攻む。」 鼓を派手に打ち鳴らして、真正面から攻め込む。人の道に外れた罪を大声で言い立てて、正面きって攻撃すること。 (用法)上司が間違っていたら遠慮なくーーーるもよい。 |
◆今日のことわざ(146日目、2008年2月16日) 「人に人癖、馬に馬癖。」癖(くせ) 人には人の癖があり、馬には馬の癖がある。どんな人でも、どんな馬でも、それぞれの癖を持っているということ。 (用法)ーーーと言うくらいだから、自分の癖を気にすることはない。 |
◆今日のことわざ(147日目、2008年2月17日) 「恩を仇で返す。」おんをあだでかえす 恩を受けた人には恩を持って返すのが人の道だが、それを害になることで返す冷血非道な人の仕打ちを言う。 (用法)彼のようなーーーやつは、二度と顔を見たくない。 |
◆今日のことわざ(148日目、2008年2月18日) 「八十の三つ児。」はちじゅうのみつご 年齢が80歳くらいになると、3歳児のようになる。人間は年をとると幼児に返ると言うこと。 (用法)ーーーでも、口だけは達者だ。 |
◆今日のことわざ(149日目、2008年2月19日) 「実るほど頭を下げる稲穂かな。」 稲は実ってくると重たくなった穂が垂れ下がる。人も学問を積み、人格がそなわってくると、謙虚になるというたとえ。 (用法)彼を見ているとーーーと言うことわざがぴったりだ。 |
◆今日のことわざ(150日目、2008年2月20日) 「酒は飲むとも飲まれるな。」 酒はほどほどに飲んでほろ酔い気分になるのは良いが、飲みすぎて、酒の上での醜態を演じるようでは、酒に飲まれたことになるからいけない。飲酒の心得を説いたもの。 (用法)またーーーのお説教を聞かされるはめになった。 |
◆今日のことわざ(151日目、2008年2月21日) 「恥をかいても得を取れ。」 恥をかかされるのは、そのとき我慢をすればすむことだが、利益は一度逃したら二度と戻るかどうか分からない。恥をかいても好機を逃すなということ。 (用法)ーーーと言われても、自尊心が許さない。 |
◆今日のことわざ(152日目、2008年2月22日) 「馬子にも衣装。」 馬を引いて暮らすほこりまみれの馬子でも、高価な衣装を身に付ければ立派に見える。つまらないものでも、外見を飾れば立派に思われると言うこと。 (用法)ーーーというが、うっかり見違えるところだった。 |
◆今日のことわざ(153日目、2008年2月23日) 「歳月人を待たず。」 人がどんなに頭を使い、手を尽くしても、過ぎ去っていく歳月は待ってくれない。年月が過ぎ去るのを、とどめることはできないと言うたとえ。 (用法)互いに年をとったがーーーだからしょうがない。 |
◆今日のことわざ(154日目、2008年2月24日) 「眼は天を走る。」まなこ 天の眼は、どんなところでも見通すことができる。天はどこにでもその目を光らせているから悪いことはできないと言う警句。 (用法)ーーーことを肝に銘じて、二度と悪事を重ねないことだ。 |
◆今日のことわざ(155日目、2008年2月25日) 「禍 転じて福となす。」わざわい 人は禍を避けることができない。しかしその禍を契機に発奮して幸せをつかむことができる。 (用法)彼は不死身なほどーーーことに巧みだ。 |
◆今日のことわざ(156日目、2008年2月26日) 「金の切れ目が縁の切れ目。」 とかく人間関係や営業関係は、金銭がとりもつ縁で結ばれていることが多い。そのような関係は、金がなくなれば自然に縁も切れていく。金銭の当てがなくなるとあっさりと絶縁する、人情味に乏しい関係をいう。 (用法)彼女にしたらーーーの潮時だったのだろう。 |
◆今日のことわざ(157日目、2008年2月27日) 「罪を憎んで人を憎まず。」 犯した罪は、人の道に反することであるから憎まなければならないが、罪を犯した人はこれから正しく生きることもできるから憎んではならない。 (用法)口ではーーーと言ったが、心では罪より人を憎んでいた。 |
◆今日のことわざ(158日目、2008年2月28日) 「元の木阿弥。」もとのもくあみ 漆や箔が剥げ落ちてもとの木地がが出た古い仏像。せっかくよく仕上がっているものが、何かの原因で台無しになること。 (用法)せっかくの労作が、これではーーーだ。 (補説)一説に、戦国大名の筒井順昭が病死したとき、その子順慶が幼かったので、死をかくして順昭に声の似た盲人木阿弥を替え玉として病床に置いた。順慶が成長したのち、順昭の死を公にし、木阿弥はまたもとの生活にもどったという故事からという。 |
◆今日のことわざ(159日目、2008年2月29日) 「衆口調え難し。」しゅうこうととのえがたし 大勢の人が集まると、いろいろな事をいうから、一つにまとめることが難しい。または、人それぞれに好き嫌いがあるから、大勢の人の口に合う料理を作るのは難しいと言うこと。 (用法)ーーーといっても、腕に自信があるから心配ない。 |
◆今日のことわざ(160日目、2008年3月1日) 「のど元過ぎれば熱さを忘れる。」 熱いものを食べても、飲み込んでのどを過ぎてしまうと、熱さを感じなくなる。自分が苦しんだことも、人に恩恵を受けたことも、その急場をしのぐとすぐ忘れてしまうと言うたとえ。 (用法)馬鹿なことを繰り返すのもーーーからだ。 |
◆今日のことわざ(161日目、2008年3月2日) 「娘三人持てば身代つぶす」 娘が三人もいると、その結婚費用で、家の財産はなくなってしまう。娘の結婚には、大変な費用がかかると言うたとえ。 (用法)ーーーと言われても、やはり女の子がほしい。 |
◆今日のことわざ(162日目、2008年3月3日) 「五十歩百歩」ごじゅっぽひゃっぽ 戦場で敗退するとき、五十歩逃げてきた兵が、百歩先を逃げる兵を臆病者だと笑う。五十歩逃げてきた兵も、敵の追撃を受けて、たちまち百歩先を退却するわけだから、五十歩も百歩も大差がないということ。 (用法)このプランではーーーで新鮮味がない。 |
◆今日のことわざ(163日目、2008年3月4日) 「火の車が舞う」 家計のやりくりが苦しくて、てんてこ舞いをする。単に「火の車」と言うことが多い。 (用法)いつもいつもーーーありさまで、ゆっくり落ち着いている暇もない。 |
◆今日のことわざ(164日目、2008年3月5日) 「桃栗三年柿八年」ももくり さんねん かき はちねん まいた種が、芽生えてから実をつけるまでの年月で、桃と栗は三年、柿は八年かかる。転じて物事が成就するするには、その時期があるということ。 (用法)ーーーなんだから、あせっても仕方がない。 |
◆今日のことわざ(165日目、2008年3月6日) 「雨降って地固まる」 雨が激しくたたきつけるように降ったあとは、地面がしっかりと固まるように、難しい内紛も、すっかり膿を出し尽くして解決すれば、すっきりした良い状態になると言うたとえ。 (用法)お互いに言いたいことを言って得心すればーーーで、良い結果が得られる。 |
◆今日のことわざ(166日目、2008年3月7日) 「張子の虎」 紙で作ったおもちゃの虎は、ただ首を振るだけで、猛獣としての恐ろしさがないところから、見掛け倒しで首を振ることしかできない人、また虚勢を張ってすごんでも実力がないために笑いものにされる人を言う。 (用法)彼のようなーーーは相手にしなくていい。 |
◆今日のことわざ(167日目、2008年3月8日) 「刎頸の交わり」 刎頸(ふんけい):頸(くび)を刎(は)ねること その人のためならたとえ首をはねられても後悔はしないと言う、友情あつい交際。 (用法)彼らがーーーであることは有名な話だ。 |
◆今日のことわざ(168日目、2008年3月9日) 「飼い犬に手をかまれる」 飼い主には忠実な犬に手をかまれることから、良く目をかけてやった部下や面倒を見てやった人にそむかれて、害をこうむることのたとえ。 (用法)彼にまで裏切られるとはーーーも同然で、腹が立つ。 |
◆今日のことわざ(169日目、2008年3月10日) 「掃き溜めに鶴」 はきだめにつる ごみを捨ててあるところに鶴が舞い降りる。周りの汚れた状況の中で、ひときわ美しさが目立つこと。またはつまらない場所に、優れた人がいることを言う。 (用法)彼女はーーーと評判のあった美人だ。 |
◆今日のことわざ(170日目、2008年3月11日) 「有終の美」 ゆうしゅうのび 最後までしっかりやり遂げて、みごとな成果をあげる。最後のしめくくりをきちんとすること。「有終の美を飾る」と言うことが多い。 (用法)彼女は立派にーーーを飾った。 |
◆今日のことわざ(171日目、2008年3月12日) 「犬猿の仲」 けんえんのなか 犬と猿は仲が悪いとされている。その犬と猿のように、お互いがいがみ合う、仲の悪い間柄を言うたとえ。 (用法)あの二人は、気の合わないーーーだ。 |
◆今日のことわざ(172日目、2008年3月13日) 「背に腹はかえられぬ」 腹には重要な臓器がつまっていることから、大切な腹を守るためには、同じからだの一部である背でも犠牲にしてしまう。さし迫った重要なことのためには、犠牲になるものを顧みる余裕がないということ。 (用法)ーーーから、あるものはみな、売り払おう。 |
◆今日のことわざ(173日目、2008年3月14日) 「武士は戦略、坊主は方便」 武士は敵をあざむいて戦うし、坊さんも現実にはありえない説話などを用いて人々を仏の教えに導く。もっともらしいが、うそつきであることに変わりはないという皮肉。 (用法)大義名分があればーーーと言うように、うそをつくことも許される。 |
◆今日のことわざ(174日目、2008年3月15日) 「苦しいときの神頼み」 常日頃、神仏とは縁もゆかりもない顔をしている人でも、何か困ったことがおきると、ひたすら神仏に頼ること。普段はめったに行き来のない人が、困ったときだけに現れて、頼ろうとすることのたとえ。 (用法)ーーーで面目ないが、もう一度だけ助けて欲しい。 |
◆今日のことわざ(175日目、2008年3月16日) 「年寄りの冷や水」 年寄りが、威勢の良いことを見せようとして冷たい水を浴びる。年寄りが無理をして威勢を張ることを、警告またはひやかした言葉。 (用法)ーーーと笑われるのことは覚悟の上の、冒険だ。 |
◆今日のことわざ(176日目、2008年3月17日) 「欲には目見えず」 欲に目がくらむと、何もかもが見えなくなって、常識はずれなことでも平気でする。 (用法)彼もまたーーーあわれな結末を迎えた。 |
◆今日のことわざ(177日目、2008年3月18日) 「英雄並び立たず」 英雄は人に遅れをとることを恥として嫌う。だから自分と同じに名声の高い武将がいることにも我慢がならない。必ず争いがおこり、そのどちらかが敗れることになる。 (用法)やり手の専務だったが、たはりーーーで子会社に移るそうだ。 |
◆今日のことわざ(178日目、2008年3月19日) 「蛇の道は蛇」 じゃのみちはへび 大蛇が通る道は、蛇が良く知っている。その道のことは、その道のものが良く知っているというたとえ。 (用法)業界のことなら彼はーーーで、何でも良く知っている。 |
◆今日のことわざ(179日目、2008年3月20日) 「風前の灯」ふうぜんのともしび 風が吹く前の灯。風が吹けばすぐ消されてしまうことから、危険がさし迫って心もとない状態を言う。 (用法)彼女の立場はーーーだ。 |
◆今日のことわざ(180日目、2008年3月21日) 「枯れ木も山の賑わい」 山は。四季折々、いろいろな木が葉を茂らせ、花を咲かせながらにぎわうが、その中には枯れ木もあると言うことから、どんなくだらないものでも、ないよりはましだと言うたとえ。 (用法)今のところはーーー的存在だが、そのうち頭角をあらわしてくる。 |
次は ことわざ人形第6集 です。