手びねりのことわざ陶人形第6集です。
◆一日一作のペースで「ことわざ人形」を制作しました。1ページに40作掲載します。高さ約9cm
ねずみのことわざは「ねずみのことわざ・昔話」のページをご覧下さい。「ことわざ人形の作り方」のぺーじもご覧下さい。
2007年9月24日開始 参照 「ことわざ活用辞典」 成美堂出版
◆今日のことわざ(181日目、2008年3月22日) 「朋あり遠方より来る」ともあり えんぽうより きたる 同じ事柄に関心を持ってきわめようとしている友が、わざわざ遠いところから尋ねてくる。お互いがよき理解者で、共通の師を持つ旧友の訪問は、なんとも喜ばしいことである。 (用法)今夜はーーーだ。久しぶりに飲み明かすとしよう。 |
◆今日のことわざ(182日目、2008年3月23日) 「へそが茶を沸かす」 へそが茶を沸かすことなどあり得ないことから、あまりの馬鹿馬鹿しさに大笑いすること。 (用法)そんな言葉は信じるどころかーーーよ。 |
◆今日のことわざ(183日目、2008年3月24日) 「勝てば官軍、負ければ賊軍」 官軍: 朝廷・政府側の軍隊。 賊軍: 反逆者、特に朝廷に敵対する軍勢。 戦に勝てば正義の官軍となり、負ければ逆賊の軍となる。勝ってしまえば、全てが正しいこととなるが、負けたとなると不当な罪までかぶることになるということ。 (用法)彼も主流派になってから、---で、鼻息が荒くなった。 |
◆今日のことわざ(184日目、2008年3月25日) 「二度教えて一度しかれ」 子供は教えたことをすぐ忘れるが、根気良く教えて、めったなことでは叱ってはいけないという教育法。 (用法)親がまずーーーの教育法を学ぶ必要がある。 |
◆今日のことわざ(185日目、2008年3月26日) 「咆哮するもの必ずしも勇ならず」 咆哮 ほうこう けものが吼え叫ぶのは、勇猛に見えるが、必ずしも強いからではない。わめき散らして威張るものほど、小心で実力がないと言うこと。 (用法)彼が怒鳴るのはーーーのスタンドプレーにすぎない。 |
◆今日のことわざ(186日目、2008年3月27日) 「急いては事を仕損じる」 せいてはことをしそんじる あまり急いで物事をすると、慎重さを欠いて失敗する。慌てて物事をしてはいけないということ。 (用法)ーーーから、落ち着きなさい。 |
◆今日のことわざ(187日目、2008年3月28日) 「二階から目薬」 二階から目薬をさしてもらう、うまく目に入らないことから、思い通りにならないもどかしさ、または遠回りになって効果が期待できないこと。 (用法)わざわざーーーのような方針は立てるべきでない。 |
◆今日のことわざ(188日目、2008年3月29日) 「昔とった杵柄」 きねづか 杵(きね):臼(うす)に入れた穀物などをつくための、木製の道具。脱穀や餅つきなどに用いる。 柄(え):手で握りやすいように、道具類につけた棒状の部分。取っ手。 昔鍛えた得意の技術。昔、身に付けた自慢の技能を言う。 (用法)さすがーーー、上手なものだ。 |
◆今日のことわざ(189日目、2008年3月30日) 「上手な手から水が漏る」 名人芸といわれる人の手からでも、ちょっとした心の隙で、水が漏れてくる。絶対に間違いがないという人でも、時には失敗があると言うこと。 (用法)ーーーならいいが、君の手は臆病で水を汲もうとしない。 |
◆今日のことわざ(190日目、2008年3月31日) 「船頭多くして船山に登る」 一人でよい船頭が何人もいると、指図することがまちまちで船をどう操ってよいか分からなくなり、とうとうしまいには水上ではなく山に上がってしまう。命令する人が多くなると、かえって混乱が生じ、物事がおかしな具合になると言うこと。 (用法)横から口出しする人が多いからーーーことになり、現場が迷惑する。 |
◆今日のことわざ(191日目、2008年4月1日) 「名物にうまい物なし」 名物と言いふらされている物で、実際に食べてうまいものはない。評判と実際は、とかく食い違うことが多いと言うたとえ。 (用法)ーーーというが、この店は別だ。 |
◆今日のことわざ(192日目、2008年4月2日) 「蛙の子は蛙」 かえる おたまじゃくしは、尾ひれを上手に使って魚のように泳いでいるが、結局、蛙になることから、子は親と同じ道を歩むものだ、または凡人の子は凡人にしかならないと言うたとえ。 (用法)彼もーーーで、頑固な職人気質は親父そっくりだ。 |
◆今日のことわざ(193日目、2008年4月3日) 「大事の前の小事」 大事を成功させるなら、その前に起こる小事に注意してトラブルに巻き込まれないことだの意。または、大事を果たすためには小事を犠牲にすることはやむをえないと言うこと。 (用法)ーーーだから、ここは我慢しよう。 |
◆今日のことわざ(194日目、2008年4月4日) 「瓢箪から駒が出る」 ひょうたんからこまがでる 小さな瓢箪から馬が出る意。実際には起こりえないことで、意外なところから意外なものが出ること、または思いがけないことがおこることをいう。 (用法)まったくーーーような話で驚いている。 |
◆今日のことわざ(195日目、2008年4月5日) 「好きこそ物の上手なれ」 好きなものであれば熱中してするから、すぐに上手になると言うこと。 (用法)ーーーとはよく言ったものだ、こんなに上手に描けている。 |
◆今日のことわざ(196日目、2008年4月6日) 「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す」 百獣から恐れられる虎は、死んでもその見事な毛皮が珍重される。立派な人は、死んでもその名前が残る。自分の名誉を重んじること。 (用法)ーーーと言うから、潮時を見て進退を明らかにする。 |
◆今日のことわざ(197日目、2008年4月7日) 「柳に風」 柳の枝は、強い風が吹いてもなびくだけで逆らわないから、折れるようなことはない。相手が強硬な態度に出ても、やんわりと受け流すことを言う。 (用法)彼のことだからーーーとうまくまとめてくれるだろう。 |
◆今日のことわざ(198日目、2008年4月8日) 「一日千秋の思い」 千秋:千年 一日会わないでいると、千年も離ればなれになっているような気がするの意で、切々とした思慕の情や事の成就を待ち焦がれている様を言う。 (用法)ーーーです。早く無事な姿を見せてください。 |
◆今日のことわざ(199日目、2008年4月9日) 「雀百まで踊り忘れず」 雀(すずめ)はいくつになっても、飛び跳ねることを止めない。 人も一度身に付けた習慣や芸事は、年をとってもなかなか止められないというたとえ。 (用法)気ばかり若くて、年をとってもーーーなんだから。 |
◆今日のことわざ(200日目、2008年4月10日) 「能ある鷹は爪を隠す」 獲物を良くとる鷹は、その鋭い爪を必要でないときは隠していて見せない。すぐれた才能を持つ人は、それをひけらかしたりしないで、さりげなく隠しとぃる。 (用法)彼のような男をーーーと言うのかもしれない。 |
◆今日のことわざ(201日目、2008年4月11日) 「少年老いやすく学なり難し」しょうねんおいやすくがくなりがたし まだ若いと思っていても、あっという間に老いていくが、学問はきわめようと思っていても遅々としてなかなか進まない。学問を志すなら寸暇を惜しんで努力しなければならないというたとえ。 (用法)遊ぶことも大切だがーーーと言うことも忘れてはならない。 |
◆今日のことわざ(202日目、2008年4月12日) 「猫に小判」 猫に小判を与えても、喜ばない。どんなに高価なものでも、その価値がわからないものには、ただのつまらないものにすぎないというたとえ。 (用法)彼にはーーーで、もったいない代物だ。 |
◆今日のことわざ(203日目、2008年4月13日) 「竜頭蛇尾」りゅうとうだび 頭は竜の頭で立派だが、尾は細い蛇の尾になっている。はじめは勢い盛んだが、終わりになるにしたがって勢いが衰えることのたとえ。 (用法)いつも彼のやることはーーーで尻すぼみだ。 |
◆今日のことわざ(204日目、2008年4月14日) 「犬も歩けば棒に当たる」 敏捷な動きをする犬も、歩いていれば思いがけなく棒に当たることもあるの意。思いがけない幸運や災難に出会うこともあると言うたとえ。 (用法)やってみればーーーというから、なんとかなる。 |
◆今日のことわざ(205日目、2008年4月15日) 「短気は損気」 気が短いと損をするばかりで得をする事は何もないという語呂合わせ。物事は万事、慎重でなければならないと言うこと。 (用法)彼は早く切り上げたことをーーーだったと悔やむ。 |
◆今日のことわざ(206日目、2008年4月16日) 「下手の考え休むに似たり」 ゲームで、勝てない人が考え込んでばかりいて、妙手が出ないことをからかって言う言葉。 (用法)いくら考えてもーーーだよ。 |
◆今日のことわざ(207日目、2008年4月17日) 「馬の耳に念仏」 馬にいくらありがたい念仏をとなえて聞かせても、そのありがたみは分からない。人の言うことを聞き入れないかたくなな人や、聞き流すだけで張り合いのない人をさしていう。 (用法)彼に忠告してもーーーだから、張り合いがなくてがっかりする。 |
◆今日のことわざ(208日目、2008年4月18日) 「血を以って血を洗う」 血で血を洗えば、ますます汚れて凄惨(せいさん)となる。悪事を始末するために、それよりもひどい悪事を重ねること。または血族同士が凄惨な争いをすることを言う。 (用法)ーーーようになって救われない。 |
◆今日のことわざ(209日目、2008年4月19日) 「目から鱗が落ちる」 目におおおいかぶさって、わずらわしかった鱗(うろこ)が落ちて、良く見えるようになる。物事の迷いが吹っ切れて、真実や道理が見えてくること。 (用法)懸案の悩みを解決して、彼はーーー思いだった。 |
◆今日のことわざ(210日目、2008年4月20日) 「艱難汝を玉にす」かんなん なんじを たまにす 人は困難な苦労を積み重ねることによって、人格が磨き上げられ、大成すると言うこと。 (用法)ここで挫折するか、---とやる気を出すかで将来は大きな違いが出てくる。 |
◆今日のことわざ(211目、2008年4月21日) 「大は小を兼ねる」 大きいものはその大きさの用途ばかりでなく、それより小さいものにも、用いることができる。 (用法)多少大きめだがーーーと言うから、後で何かに利用できる。 |
◆今日のことわざ(212目、2008年4月22日) 「引かれ者の小唄」 引っ立てられる罪人が、ことさらに平静をよそおって、小唄を口ずさむこと。不安を隠して強がりを見せるたとえ。 (用法)会社をやめる彼の発言を、---と冷ややかに受け止めている人が多い。 |
◆今日のことわざ(213目、2008年4月23日) 「弘法にも筆の誤り」 弘法(こうぼう)のように書の上手な人でも、たまには書き間違うこともある。どんな名人芸の持ち主でも、時には失敗することがあると言うたとえ。 (用法)彼のような名手でもーーー的なミスを犯すことがある。 |
◆今日のことわざ(214目、2008年4月24日) 「憎まれっ子 世にはばかる」 はばかる:1 差し障りをおぼえてためらう。気がねする。遠慮する。「世間体を―・る」「他聞を―・る」「だれにも―・らず自由に生きる」 2 幅をきかす。増長する。いばる。「憎まれっ子世に―・る」 ◆手のつけられない憎まれっ子が、世の中に出て出世し、我が物顔でのし歩いている。世に出て成功するためには、憎まれっ子のようなしたたかな根性が必要だということ。 (用法)どうせーーーと陰口をたたかれるに決まっている。 |
◆今日のことわざ(215目、2008年4月25日) 「李下に冠を正さず」りかに すもも(李)の木の下で冠をかぶりなおそうとして手を上げれば、さもすももを取るように見えるから、そのような素振りはしない。まぎらわしい事はすべきでないと言うたとえ。 (用法)疑惑を招く恐れがあるときはーーーだ。 |
◆今日のことわざ(216目、2008年4月26日) 「鬼の目にも涙」 冷酷な鬼でさえも、時には慈悲の心が現れて、目に涙を浮かべることがある。転じて強欲無情な人でも、哀れみの心を持つことがあるというたとえ。 (用法)人の弱みにつけこんでばかりいないでーーーの思いやりが大切だ。 |
◆今日のことわざ(217目、2008年4月27日) 「二兎追うものは一兎も得ず」二兎:にと 二羽の兎(うさぎ)を欲張って一度に取ろうとすると、追い切れなくなって、どちらも逃がしてしまう。同時に二つのことを成功させることはできないと言うたとえ。 (用法)あれもこれもと欲張ると、---となる。 |
◆今日のことわざ(218目、2008年4月28日) 「物も言いようで角が立つ」 なんでもない事でも、口の利き方によって、相手の心を傷つけたり、感情を害したりするものであると言うこと。 (用法)ーーーんだから、トラブルの原因は、君の不用意な発言だ。 |
◆今日のことわざ(219目、2008年4月29日) 「君子は豹変す」くんしは ひょうへんす 君子は自分が過ちを犯していると悟れば、それをきっぱりと改める。豹の模様のように、過ちを改めたことがはっきり分かると言う意。 (用法)彼が遅刻しなくなったとは、まさにーーーだね。 |
◆今日のことわざ(220目、2008年4月30日) 「盗人にも三分の理」ぬすっとにも さんぶのり 盗みを働く悪人にも、それ相応の理屈がある。理屈はつけようと思えば、どんなことにでもつけられると言うこと。 (用法)ーーーというが、よくもそんな屁理屈がこねられるものだ。 |
次は ことわざ人形第7集 です。