手びねりのことわざ陶人形第7集です。
◆一日一作のペースで「ことわざ人形」を制作しました。1ページに40作掲載します。高さ約9cm
ねずみのことわざは「ねずみのことわざ・昔話」のページをご覧下さい。「ことわざ人形の作り方」のぺーじもご覧下さい。
2007年9月24日開始 参照 「ことわざ活用辞典」 成美堂出版
◆今日のことわざ(221日目、2008年5月1日) 「寄らば大樹の陰」 日陰を求めるなら大樹の下がよい。人を頼るなら、包容力のある立派な人を頼るが良いと言うこと。 (用法)ーーーと、彼は大きな派閥を選んだ。 |
◆今日のことわざ(222日目、2008年5月2日) 「快刀乱麻を断つ」かいとうらんまをたつ 良く切れる刀で、乱れもつれた麻を断ち切ること。転じて、紛糾した混乱状態を、見事に処理することを言う。 (用法)彼ならーーーように、この混乱を収拾してくれるだろう。 |
◆今日のことわざ(223日目、2008年5月3日) 「立つ鳥跡を濁さず」たつとり あとを にごさず 鳥が飛びたった跡の水辺の水は、きれいに澄んでいる。自分がいなくなった後のことはどうでも良いというのではなく、引き際をいさぎよくし、後始末をきちんとしておくことを言う。 (用法)不満もあるが、ここはーーーと潔いところを見せよう。 |
◆今日のことわざ(224日目、2008年5月4日) 「人は見かけによらぬもの」 見かけはいかにもいかついが、心はやさしいというように、その人柄を見かけで判断はできないと言うこと。 (用法)いつも沈着な彼が取り乱すとはーーーだ。 |
◆今日のことわざ(225日目、2008年5月5日) 「砂上の楼閣」さじょうの ろうかく 砂の上に立ててある高い建物の意。砂地は崩れやすく、建物を建てるには適さないところから、見た目は大変すばらしい物に見えるが、崩れ落ちるのも早いということ。または実現性が乏しいことのたとえ。 (用法)言葉は巧みだが、しょせんーーーに過ぎない。 |
◆今日のことわざ(226日目、2008年5月6日) 「流れに掉さす」棹(さお) 水の流れに乗って棹をさすときは、舟を楽に操れる。物事が都合よく運ぶことを言う。 (用法)このーーーチャンスはめったに無い。 |
◆今日のことわざ(227日目、2008年5月7日) 「洋質虎皮」ようしつ こひ 実質は羊であるのに、虎の皮をかぶって、立派に見せかけいる。外見を美しく見せかけているが、実質が無いたとえ。 (用法)彼はたいそう立派なことを言うがーーーの見掛け倒しだ。 |
◆今日のことわざ(228日目、2008年5月8日) 「棚から牡丹餅」たなから ぼたもち。 棚からおいしい牡丹餅が落ちてくる。何もしないのに、思いがけない幸運に恵まれることを言う。略して「棚ぼた」 (用法)ーーーを待っていたら、口が干上がる。 |
◆今日のことわざ(229日目、2008年5月9日) 「腹も身のうち」 腹も体の一部であるから、暴飲暴食をして胃腸を悪くすれば、自分が苦しむことになる。暴飲暴食は慎めと言うこと。 (用法)薬の厄介になる時だけ、---と思う。 |
◆今日のことわざ(230日目、2008年5月10日) 「目の上のたんこぶ」 目の上にできたたんこぶは、目ざわりで邪魔になる。転じて、目ざわりで邪魔な存在の人を言う。 (用法)ーーーの上司がいるかぎり、彼のうだつは上がらない。 |
◆今日のことわざ(231日目、2008年5月11日) 「知って問うは礼なり」 すでに知っていることでも、そのことに詳しい人には、問うてみるのが礼儀である。知っていることだから、聞くまでもないと無視するより、知っていることでも人の言葉に耳を傾ける謙虚さが礼にかなっていると言うこと。 (用法)ーーーというが、熱心に話を聞いてくれる彼女も礼儀ただしい。 |
◆今日のことわざ(232日目、2008年5月12日) 「ちりも積もれば山となる」 塵(ちり)のようなものでも、長い年月をかけて積み重なると、大きな山になる。小事が大事になると言うたとえ。 (用法)ーーーんだから、無駄遣いはいけない。 |
◆今日のことわざ(233日目、2008年5月13日) 「人のふり見て我がふり直せ」 人のしていることがいいことか悪いことか良く見て、自分がしていることを反省し、悪いところは改めよと言うこと。 (用法)ーーーと注意されるが、流行には逆らえない。 |
◆今日のことわざ(234日目、2008年5月14日) 「親の心子知らず」 親は子供のことを思って心の休まる時も無いが、子供は好き勝手なことをして、そんな親の気持ちを知ろうともしないと言う意。 (用法)あんなに優しい母親を困らせるなんてーーーだね。 |
◆今日のことわざ(235日目、2008年5月15日) 「人を責むるは寛にして、己を責むるは厳なるべし」 人の非を責めるときは寛大な心を見せ、自分の非をさいなむ時は厳しくゆるがせにしない。 (用法)人格者の彼だからこそーーーと言っても納得できる。 |
◆今日のことわざ(236日目、2008年5月16日) 「良買は深く蔵して虚しきがごとし」 りょうこは ぞうして むなしき 商売上手な商人は、品物を店頭に並べるより奥にしまっている物が多いから、見たところ商品が少ないように見える。賢明な人ほど人前でその才能をひけらかさないものだと言うたとえ。 (用法)彼もまたーーーの奥ゆかしいタイプだ。 |
◆今日のことわざ(237日目、2008年5月17日) 「過ぎたるは及ばざるが如し」 程度を越して多すぎると言うのも、足りないと同じくらい良くない。物事にはよしとする程度があると言うたとえ。 (用法)薬の飲みすぎはーーーで、かえって害がある。 |
◆今日のことわざ(238日目、2008年5月18日) 「濡れ手に粟」ぬれてに あわ 濡れた手で粟をつかむと、手に粟がついてくる。苦労しなくいて大きな利益を得ることのたとえ。 (用法)それではーーーでふんだくるようなようなものだ。 |
◆今日のことわざ(239日目、2008年5月19日) 藪を突付いて蛇を出す」やぶ つついて へび わざわざ藪を突いて、ひそんでいる蛇を出すことから、しなくてもよい余計なことをして、わざわざ禍を招くこと。 (用法)そっとしておけばよいものをーーーような事をするからいけない。 |
◆今日のことわざ(240日目、2008年5月20日) 「男は度胸、女は愛嬌」どきょう あいきょう 男は物事に動じない度胸が大切で、女は誰からも親しまれる愛嬌が大切だと言う意の語呂合わせ。 (用法)ーーーと言ったのは昔のこと。今は逆転して男が愛嬌を振りまいて説教を食う世の中だ。 |
◆今日のことわざ(241日目、2008年5月21日) 「大海は塵を選ばず」 大きな海は、塵(ちり)のようなつまらないものでも、えり好みをしないでのみこみ、悠然として変わることが無い。包容力のある大きな人物をたとえて言う。 (用法)ーーーと言う度量の大きさで人をひきつける。 |
◆今日のことわざ(242日目、2008年5月22日) 「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」 坊さんが憎くてたまらない時は、着ている袈裟(けさ)まで憎くなる。人を憎むと、その人と関係のある全てのものが憎らしくなると言うたとえ。。 (用法)ーーーんだから、写真を破られるくらい当然だ。 |
◆今日のことわざ(243日目、2008年5月23日) 「将を射んとする者はまず馬を射よ」 敵将を射殺そうと狙うなら、まず馬を射ることだ。主となる対象を直接狙わず、それを支える物から狙い撃って力を弱めてから、射止めるのが良いということ。 (用法)ーーーと言うから、根回しを十分にしておくことだ。 |
◆今日のことわざ(244日目、2008年5月24日) 「天を仰ぎて唾をする」 天に向かって唾(つば)をすれば、その唾は自分の顔にかかることになる。人に危害を加えようとすれば、結局、自分がその危害をこうむる事になると言うこと。 (用法)ーーーのような馬鹿な真似はするな。 |
◆今日のことわざ(245日目、2008年5月25日) 「淵に臨みて魚を羨むは退いて網を結ぶに如かず」 ふちにのぞみてうおをうらやむはしりぞいてあみをむすぶにしかず 魚が欲しいといって淵をのぞきこんでばかりいるよりは、その魚をとるための網を作ったほうが良い。他人の幸せをうらやむより、自分がそうなるためにしなければならないことをすることが大切だと言うたとえ。 (用法)ーーーと言うように幸運は待っていても来ない。 |
◆今日のことわざ(246日目、2008年5月26日) 「呉越同舟」ごえつどうしゅう 呉の国と越の国は長い間戦っていて仲が悪い。その憎みあっている呉の人と越の人が、同じ舟に乗り合わせる。仲の悪いもの同士が、同じ場所にいること。または憎みあう者同士が、共通の困難に対し、協力して立ち向かうことを言う。 (用法)ひとまずーーーで、日ごろの堅い話は抜きに楽しみましょう。 |
◆今日のことわざ(247日目、2008年5月27日) 「針ほどのことを棒ほどに言う」 針のように小さいものを、棒のように誇張して大きく言う。小さな事柄を偽って、大げさに誇張して言うこと。 (用法)彼のーーー虚言癖は、いっこうに改まらない。 |
◆今日のことわざ(248日目、2008年5月28日) 「竜門の滝のぼり」 黄河の竜門にある滝は、そこをのぼれば竜になると言われるほどの難所だが、その滝をのぼることから、出世することのたとえ。 (用法)彼もーーーを果たし、やっと将来が明るくなった。 |
◆今日のことわざ(249日目、2008年5月29日) 「自慢高慢馬鹿のうち」じまん こうまん ばか 自慢したり、偉ぶったりするのも馬鹿のうちの入るということ。自分のことを自慢したり、偉いと思っている人を揶揄(からかう)した言い方。 (用法)ーーーってことも知らないで、得意になっているからおめでたい。 |
◆今日のことわざ(250日目、2008年5月30日) 「無い袖は振れぬ」 袖の無い着物を着ているのに、袖を振れと言われてもそれはできない。そうしてやりたいのは山々だがそのために必要な物が無いのでどうしようも無いという断りの言葉。 (用法)いくら頼まれてもーーーことぐらい分かっているでしょう。 |
◆今日のことわざ(251日目、2008年5月31) 「娘を見るより母を見よ」 直接、娘を見なくても、その娘をしつけ育てた母親を見れば、その人となりが分かると言うこと。 (用法)ーーーと言われたが、その母は反面教師で娘とは違っていた。 |
◆今日のことわざ(252日目、2008年6月1) 「嘘から出たまこと」 嘘(うそ)をついたつもりが、物のはずみでまことの事になってしまったと言う意。偽るためにしたことが、結果的にそれを本心と受け止られ、真剣にならざるを得なくなること。 (用法)これで悪い癖が直ればーーーで、結構なことだ。 |
◆今日のことわざ(253日目、2008年6月2) 「鯛の尾より鰯の頭」たい お いわし かしら 鯛の尾になるより鰯の頭が良い。大きな組織の下っ端でいるより、小さくともそのトップでいるほうが良いということ。 (用法)彼が独立したのもーーーでいたいからだ。 |
◆今日のことわざ(254日目、2008年6月3) 「わが身をつねって人の痛さを知れ」 自分の体をつねれば痛いが、人も同じことをされれば痛い。自分の体と心に感じる痛みは他人も同じだから、思いやりの気持ちが大切だと言うたとえ。 (用法)転勤の辞令を受けた時、ーーーとはこのことかと思った。 |
◆今日のことわざ(255日目、2008年6月4) 「後悔先に立たず」 後悔と言うものは、前もって分かっているものではない。後になって悔やむことのないよう、物事は全て計画的に万全を期してやらなければいけないと言う意。または、すんでしまったことを悔やんでみても仕方が無いということ。 (用法)いまさら泣き言を言ってもーーーだ。 |
◆今日のことわざ(256日目、2008年6月5) 「迷わぬ者に悟りなし」 何も迷うことが無い人は、物事を深く考えることも無いから、悟りの境地は得られない。迷いを重ねてこそ悟りの境地に達しられると言うこと。 (用法)ーーーと、多くの人の悩みを聞いて相談にのった。 |
◆今日のことわざ(257日目、2008年6月6) 「酔うをにくみて酒を強う」 酒を飲んで酔っ払うことを嫌っているはずなのに、いつも深酒をしてしまう。考えていることと実行することがまるで違うことを言う。 (用法)彼一流のーーー論法には、もうだまされない。 |
◆今日のことわざ(258日目、2008年6月7) 「子の恥は親の恥」 子供が世間に恥じる行為をすれば、それはそんな風にしつけた親の恥でもある。または子供が受ける理不尽な恥辱は、親にとっても許せない不名誉であると言うこと。 (用法)ーーーだから、おまえがなんと言おうと黙って引っ込むわけにはいかない。 |
◆今日のことわざ(259日目、2008年6月8) 「たたけば埃が立つ」 物の上にたまった埃(ほこり)は、見えないものでもたたけば出てくる。調べてみると、それまでひた隠しにしていた悪事が、ぞろぞろ発覚することを言う。 (用法)ーーーことは分かっているんだから、正直に言いなさい。 |
◆今日のことわざ(260日目、2008年6月9) 「覆水盆にかえらず」 ふくすい ぼん 周の呂尚(りょしょう)が読書ばかりしていて仕官しようとしないのを不満に思って自分から離婚して去った妻が、後年出世した彼に復縁を求めた時、彼は盆の水を地にこぼし、水をもとの盆に戻すことができたら望みどおりにするといった故事から、一度離婚して夫のもとを去った妻は復縁できないと言うこと。転じて、すでにしてしまったことは取り返しがつかないと言う意に用いられる。 (用法)すんでしまったことだから、---と諦めるしかない。 |
次は ことわざ人形第8集 です。