手びねりのことわざ陶人形第9集です。

◆一日一作のペースで「ことわざ人形」を制作しました。1ページに40作掲載します。高さ約9cm
ねずみのことわざは「ねずみのことわざ・昔話」のページをご覧下さい。「ことわざ人形の作り方」のぺーじもご覧下さい。
2007年9月24日開始  参照 「ことわざ活用辞典」 成美堂出版

今日のことわざ人形
今日のことわざ(301日目、2008年7月20日)
「女事賢人なし」じょじけんじん
女のことになると、どんなに賢い男でも、まるで人が変わったように思慮分別を欠いたおろかな行動に走る。
(用法)身持ちのかたい夫でもーーーだから油断できない。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(302日目、2008年7月21日)
「幽谷より出でて喬木に還る」ゆうこく いで きょうぼく かえる
鳥は深い谷から飛び立って、高い木の上に移る。徳を高めること。または出世することのたとえ。
(用法)彼はーーーことをあせり過ぎて失敗した。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(303日目、2008年7月22日)
「河童の川流れ」かっぱ
泳ぎが得意な河童さえ、川の水に流されることがある。得意とする専門分野のことであっても、時には失敗することがあると言うたとえ。
(用法)彼ほどのベテランでもーーーみたいなミスを犯すことがある。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(304日目、2008年7月23日)
「平家を滅ぼすは平家」
栄華を誇る平家を滅ぼしたのは、ほかならぬ平家一門のおごり高ぶりである。自分が行った報いによって自分自身を滅ぼすということ。
(用法)彼はひどいワンマンだったからーーーとなったのは当然だ。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(305日目、2008年7月24日)
「目で見て鼻でかぐ」
良く見た上で、臭いまでかぐ。物事を見るだけでなく、臭いまでかいで、念には念を入れること。
(用法)彼女はーーーほど慎重な人だ。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(306日目、2008年7月25日)
「女は嫉妬に大事をもらす」
女は嫉妬(しっと)に狂うと、どんな重要な秘密でも口走ってしまう。女の嫉妬には歯止めが利かないから、秘密を打ち明けてはならないということ。
(用法)彼女を信じるあまりーーーことまで気が回らなかった。
今日のことわざ人形
今日のことわざ(307日目、2008年7月26日)
「天を指して魚を射る」
天を指して魚を射てみたところで、水の中にいる魚を捕ることは出来ない。求める方法を間違えたために、成果が得られないことをいう。
(用法)ーーーような仕事ぶりでは、先が思いやられる。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(308日目、2008年7月27日)
「料簡の不料簡」
料簡(りょうけん);思いをめぐらすこと、思案。
いろいろ考えているようでいて、実際は何も考えていないこと。
(用法)ろくなアイデアが浮かばないのはーーーだからだ。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(309日目、2008年7月28日)
「禍福はあざなえる縄の如し」かふく なわ ごとし
禍(わざわい)が福を呼ぶきっかけとなり、福が禍の因となるように、この世は福と禍が縄のように、より合わさっているということ。
(用法)不幸のどん底を見てきたからこそ、今日の幸せを築くことが出来た。まったくーーーだね。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(310日目、2008年7月29日)
「太鼓もバチも当りよう」
太鼓の音は、バチの当たるところで異なる。人もこちらの出方次第で、対応のしかたが違ってくるというたとえ。
(用法)ーーーだってことを忘れないで、人に接しなければならない。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(311日目、2008年7月30日)
「良いことは耳で聞かず心で聞け」
良い行いをした人の話は、耳でなんとなく聞いていないで、心から感動して聞きなさい。そうすれば自分もそのような人間になる。
(用法)ーーーと耳が痛くなるほど聞かされた。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(312日目、2008年7月31日)
「口と財布は締めるが得」 締(し)める:引き締める
必要でないことは言わず、無駄な買い物はしないというのが得になる。口数の多いことと浪費することを戒めたたとえ。
(用法)ーーーと言うのがおふくろの口癖だから、おしゃべりで浪費癖のある彼女を気に入るわけがない。
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◆今日のことわざ(313日目、2008年8月1日)
「人は通る間に見よ、物は言う間に聞け」 
その時でなければ、見ることも聞くことも出来ないから、注意をおこたるなということ。
(用法)ーーーというが、君にはどうも無理らしい。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(314日目、2008年8月2日)
「弱みにつけこむ風邪の神」 
体が弱っている時は風邪を引きやすい。弱みを抱えている時は、その隙を狙われるというたとえ。
(用法)ーーーを撃退するには、自分が強くならなければならない。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(315日目、2008年8月3日)
「仇は恩で報いよ」 あだ おん むく
理不尽な恨みや意地悪は許せないと、同じ対抗手段に訴えて出れば、憎悪はますます深まるが、それを逆手にとって恩で持って返せば、相手は深くその非を反省し、争いは無くなるの意。
(用法)嫌がらせを受けたらーーーと心に言い聞かせ、争いを避ける最善の手を打ちなさい。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(316日目、2008年8月4日)
「獅子身中の虫」 しし しんちゅう むし
獅子の体内に生息している虫が、その恩義ある身体をむしばむ。見方を裏切り、恩を仇で返す者のたとえ。
(用法)彼は油断のならないーーーだ。
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◆今日のことわざ(317日目、2008年8月5日)
「人を疑いて使うなかれ、人を使いて疑うなかれ」 
その人に不信感を持つなら使ってはいけないし、その人を使うなら疑ってはいけない。
(用法)彼と同じ失敗をしないためにもーーーだ。
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◆今日のことわざ(318日目、2008年8月6日)
「海中より盃中に溺死する者多し」 はいちゅう できし
海におぼれて死ぬ人に比べたら、酒におぼれて死ぬ人の方が多い。酒の飲みすぎを戒めるたとえ。
(用法)暴飲もほどほどにしないとーーーと言うから気をつけるように。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(319日目、2008年8月7日)
「背水の陣」 
中国の漢の将軍韓信(かんしん)が、わざわざ軍隊を地の利の良い山の砦(とりで)から、後ろに川をひかえた最も不利な場所に移し、絶体絶命の危機感をあおって士気を奮い立たせ、敵を破った故事から、後の無い、死中に活を求める緊迫した状況を言う。
(用法)ここまで来たらーーーで立ち向かうしか生き残る道は無い。
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◆今日のことわざ(320日目、2008年8月8日)
「三つ子の魂百まで」 
小さい頃の性格は、年をとっても変わらないということ。
(用法)彼は出世頭のエリートだが、頭に血がのぼったときはーーーとその度に反省している。
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◆今日のことわざ(321日目、2008年8月9日)
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」 こけつ こじ
虎のいるほら穴に入っていく勇気がなければ、虎の子を捕らえることは出来ない。身を案じて危険を避けていると、成功は望めないと言うこと。
(用法)彼にかけているものはーーーと言う勇気だ。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(322日目、2008年8月10日)
「長い物には巻かれよ」
長い物は振り払えば振り払うほど複雑に絡みつくから、そのままじっと巻かれたほうが良い。権力者や強い立場の者には反抗しないで、おとなしく従うが良いと言うたとえ。
(用法)しょせん勝てる相手ではないからーーーで諦めるしかない。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(323日目、2008年8月11日)
「孟母三遷」 もうぼ さんせん
孟子を良い環境で教育させるために、母親が三度もすみかを変えたことをいう。
(用法)ーーーと越境入学は同一視できない。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(324日目、2008年8月12日)
「清風故人来たる」 せいふう こじん きたる
暑い夏の日に、緑陰の涼風が吹いてくるのは、あたかも懐かしい旧友がたずねて来てくれたように心地よい。
(用法)冷房を止めてーーーと窓の風にあたる。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(325日目、2008年8月13日)
「花の下より鼻の下」
花を見上げてその美しさをめでる風流より、口でおいしいご馳走をいただいたほうが良い。風流を解さないこと。または虚栄より実質を喜ぶことにたとえる。
(用法)無粋なものにはーーーが一番だ。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(326日目、2008年8月14日)
「燃える油に火を注ぐ」 
燃えている火に、油をかければ火はますます火勢を強めて燃え上がる。止めようとして手を打ったことが、かえってその勢いを強める結果となるたとえ。
(用法)彼女に彼を諦めるように説得したが、かえってーーー結果になった。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(327日目、2008年8月15日)
「触らぬ神に祟りなし」 さわらぬ たたり
かかわりあいにならなければ、神の怒りに触れることも、祟られることも無い。関係しなければ、被害を受けることは無い。
(用法)ーーーだから、この際は見送ることにしよう。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(328日目、2008年8月16日)
「立てば芍薬すわれば牡丹歩く姿は百合の花」
美しい女性の容姿を形容する言葉。その場にいるだけではなやいでくる美しさは芍薬(しゃくやく)や牡丹(ぼたん)のようであり、曲線のゆれ動く美しいシルエットは百合の花に似ているということ。
(用法)ーーーと言う目の保養になる女性の姿は少なくなった。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(329日目、2008年8月17日)
「煩悩なければ菩提なし」 ぼんのう ぼだい
悩み迷うことがなければ、その煩悩を断つ悟りは無い。
(用法)ーーーなんだから、大いに悩むといい。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(330日目、2008年8月18日)
「下学して上達す」 げがく じょうたつ
手近な事柄から学び始め、進んで学理に到達する。学問は基礎的なことからはじめて、順次、上級に進んでいくというおと。
(用法)遅れたと思ったらなおさらのこと、---と言う言葉があるように基礎から勉強しなおす気持ちが大切だ。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(331日目、2008年8月19日)
「銭は足なくして走る」 
銭は足があるわけでもないのに、次から次へと人の手に渡って消えていく。銭の動きが早いこと。
(用法)銭をお足と言うがーーーそうだから、足が見えないくらい動きが早いのだろう。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(332日目、2008年8月20日)
「仏つくって魂入れず」 ほとけ たましい
仏像はつくったが、魂を入れていない。物事をしても、肝心のところがいいかげんだったり、欠落していたりすること。
(用法)こんなーーーの仕事は、見るものが見ればすぐ分かる。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(333日目、2008年8月21日)
「三寸の舌に五尺の身を亡ぼす」 
ちょっと舌をすべらせて失言したばかりに、わが身を破滅させてしまう。わずかな過ちと思っても、それが元で全てを失ってしまうことがある。
(用法)酒の上での失言がーーー結果を招くこともある。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(334日目、2008年8月22日)
「豆腐も煮れば締まる」 
ちょっと触れただけでも崩れる豆腐でも煮れば固く締まる。しまりがなく頼りない人でも、世の中に出て厳しい苦労を味わえば、しっかりしてくる。
(用法)ーーーと思ったが、見違えるほどたくましくなった。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(335日目、2008年8月23日)
「理詰めより重詰め」 りづめ じゅうづめ
理屈で説得するより、重詰めで納得させるほうが良い。または理詰めで説教されるより、同じ詰めなら重詰めのご馳走が良いと言うこと。
(用法)彼はーーーで、ころりと態度を変えた。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(336日目、2008年8月24日)
「光陰矢の如し」 こういん や ごとし
月日がたつのは、引き放たれた矢のように速い。月日の過ぎるのが速いたとえ。
(用法)すっかりスタッフも新顔になって、---だね。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(337日目、2008年8月25日)
「のれんに腕押し」 
のれんを押しても手ごたえがない。相手の態度がのらりくらりしていて、手ごたえが無く、張り合いがないこと。
(用法)いつもーーーで、どうなることやら見当もつかない。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(338日目、2008年8月26日)
「前で追従する者は陰で謗る」 ついしょう かげ そしる
人前でへつらいながらお世辞を使う人は、陰に隠れて口汚くけなしているものだ。
(用法)彼をマークしたのはーーータイプとみたからだ。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(339日目、2008年8月27日)
「羹に懲りて膾を吹く」 あつものに こりて なますをふく
肉・魚・野菜などを熱く煮た吸い物を食べてやけどをした人は、酢でしめた冷たい料理が出ても、思わず吹いて冷まそうとする。転じて、一度失敗して懲りた人は、怖気づいて滑稽なほど用心深くなる。
(用法)ーーーのもいい。しかし決断したら大胆になれ。
今日のことわざ人形
◆今日のことわざ(340日目、2008年8月28日)
「滄海の遺珠」 そうかい いしゅ 滄海:大海
大海に見落としたために残っている真珠。世間にまだ知られずに埋もれている優れた人物にたとえていう。
(用法)彼はーーーであるかもしれない。

次は ことわざ人形第10集 です。