月光の下、山を下る「 雲水」です。

雲水 22,000円
高16cm 横8cm 奥8cm
陶器の人形・雲水
まだ、夜が明けない暗い早朝に、修行中の山寺から月のあかりを頼りに町へ下ります。
早朝の白い薄明かりの中で対面してみてください。清々しい気持ちになれるはずです。少しだけ、禅の境地を感じて。
雲水・・・「雲と水」と「行く雲・流れる水」のようにゆくえの定まらないことから、所定めず遍歴修業する僧のこと。向かって右から、朝の冷たい風がさっと吹いて、衣が揺れています。

陶器の人形・雲水  陶器の人形・雲水 陶器の人形・雲水陶器の人形・雲水

顔は正面から見えないようにデザインしました。墨衣(すみごろも)は生土の状態で、針で線傷を入れて素焼き後、黒色の色土を塗って本焼きしています。興味のある方は、実物を見て下さい。日本で唯一の技法です。

次は 菅原道真 です。

ハート・オブ・イングランド

かなり昔、新天町(福岡市天神)のギャラリーおいしで個展をしている時でした。外国のシニア夫婦が見に来られて、この雲水をしげしげと眺められていたので、思わず言ってしまいました。
「Where did you come from?」
イギリスのロンドンからは理解でき、おぼろげながら、何かの学会で福岡に来ていると言うところまではわかりました。が、その後は機関銃のごとく英語が飛んで来たので、さっぱり分かりません。
4~5回の問答の末、おそらく同じものがあれば見比べたい、では?それで私は
「Show you another one?」
答えは「Yes yes」
それで、同じ雲水を取り出してきて並べてご覧頂きました。こちらは幅が狭いとか色が違うとか、ブツブツおっしゃっていましたが、無事1本ご購入頂きました。Thank you very much!